2026/07/29 15:09


どうもこんにちは。南信州のきのこ屋の店主です。いやぁ暑いですね。毎日。いつからだ、こんなに暑くなったのは?毎年そう思っています。10年くらい前はこんなに暑くなかったと思う。5年くらい前からかな?こんなにばかみたいに暑くなったのは。

今年の梅雨は梅雨らしいなあと喜んでいました。雨が降ったり、曇り空が多かったり。これがうれしい。雨が降るとキノコが出るからです。でも7月上旬の雨を最後にそれ以降ぱったりと雨が降らなくなりました。今年は雨がコンスタントに降って「いいぞ、いいぞ」と思っていたのですが、連日の35度猛暑日。山はどんどん乾いていきます。先日山の様子を見にいってきたのですが、キノコの気配はまったくありませんでした。昨年のカラ梅雨よりもひどい状態です。

昨日はある程度のまとまった雨が降りました。でも今日はまた暑い。暑いと乾いちゃうんですよね、山が。この雨、山のキノコにどの程度影響があるだろうか?キノコにとっては降った内に入らないかな~という感じのほうが強い。30何度の高温だと本当にすぐに乾いてしまうのです。

さて、今年の松茸の作柄の予測です。今頃予測する人はほとんどいないと思います。何でかというと予測のしようがないから。結局雨がどのくらいの量、どのくらいの頻度で降ったかでキノコの発生は決まってしまうので、結局天気予想をするのと同じになる。暑いことはよくも悪くもある。いい点はシロ(キノコ菌と樹木の根っこが絡み合って作る共同体)が成長する。地温が高いほうがシロの生育にはいいそうです。ただ、シロが成長するには土壌の中の水分が必要です。暑いと山の土が乾いてしまい、これはマイナスです。だから暑くても雨が降ってくれればいいんだけど、なかなかそうなっていない。

ここ1週間から10日間くらい、新潟県とか東北では雨がちの天気でコンスタントに降っています。災害になるほど降っては困りますが、キノコの発生という点だけから見ると理想的に見えます。それらの地方では夏キノコがいっぱい出ているでしょう。チチタケ、アカヤマドリ、タマゴタケ....。

それにしてもなんでこんなに毎日暑いのだ!と同じことをこの記事で何回書いたでしょうか?
この頃は、その原因を探るべく、わからないなりに天気図をみています。ここ1週間くらいは前線が新潟県から東北の方へ伸びていることが多く、この前線が雨を降らせているのだとわかります。これですね。この前線がもう少し下がってくれればいいのだ。

昔はもっと太平洋側の高気圧が弱かったので、前線がもう少し下へ来ていて、この辺も雨が降ったんだろう。でも、ここ数年は太平洋側の高気圧がものすごく元気になってしまって、ぐいぐいと前線を押し上げてしまう。昨年は確か太平洋側に張り出す太平洋高気圧とチベット高気圧という二つの高気圧が重なり合って暑さを激増させていました。今年もその口か?と思いますが(今年はラニーニャ現象が強いらしいがそれについてはよく知らん)。

何について書いていたのでしょうか?ああ、今年の松茸の作柄を今頃から予想しようとしていたのですね。暑いのでどうしてもそっちのことばかり書いてしまいました。結局キノコの作柄は天気次第なのでプロは何と言っているか?を調べました。
松茸の作柄への影響度が強いのは9月、10月の気象条件なので、そこを見てみます。
9月全体の傾向は「天気は数日の周期で変わり、平年と同様に曇りや雨の日が多いでしょう」。これはキノコ採りにとってはうれしい予想ですね。さて、気温と降水量の傾向ですが、気温は平年並み、降水量が多少多め?傾向ですね。数日周期で天気が変わり、コンスタントに雨が降ってくれれば(秋の長雨)松茸の作柄にとってはいい影響です。
9月は10月の松茸発生に向けてシロが力を蓄え子実体(松茸食べるところ)の準備をしている時期。この時期に雨があるかないかは発生に大きく影響すると思われます。
上の3か月予報は日本気象協会のものですが、本当にこのデータ通りなら、9月はまあまあいいんじゃないでしょうか?

で、10月の予想はどうなっているかというと「天気は数日の周期で変わるでしょう」という全体予想とともに、気温は平年より高め、降水量は平年並みの傾向を予想しています。降水量は平年並みで気温が高めだと山が乾く傾向が強いですね。山が乾く傾向らしいので子実体の発生、生育は比較的鈍いかもしれない。

日本気象協会の3か月予想の通りに天気が推移すると、9月には比較的雨が足りてシロの準備が進むが、10月の乾燥傾向で子実体の発生が鈍るので多少不作になるのでは?と予想されます。昨年は不作で、確か全国の生産量が10万トンくらい?だと思う。2024年が50万トンくらいだった。2023年は凶作で5万トンくらいだったと思う。今年は20万トンくらいの不作かな?と予想。昨年よりはましだけどやっぱり不作気味か?

いずれにせよ現時点での予想です。う~んどうなるだろうか?今年はいっぱい松茸出てくれ。